堀江栞 声よりも近い位置
加島美術が展開する神楽坂の次世代型アートギャラリー、√K Contemporaryおよび、その地下にあるSpace√Kの2会場で、現在開催されているのは、“堀江栞 声よりも近い位置” という展覧会。加島美術が今もっともプッシュする次世代日本画家、堀江栞さんの個展です。 1992年生まれの女性作家の個展。それだけの事前情報しかない状態で、会場を訪れたところ、いい意味で、裏切られました!...
View Article渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-
『SEITEI~渡辺省亭 蘇る!孤高の神絵師』JAKUCHU (=伊藤若冲)ZESHIN (=柴田是真)KYOSAI (=河鍋暁斎)。海外で評価が高まったあとで、日本で再ブレイクする。そんな逆輸入パターン…ameblo.jp 『SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~』昨年、加島美術で開催され、日本美術ファンの間で、大きな話題となった “SEITEI~渡辺省亭 蘇る!孤高の神絵師”...
View Articleアートで一言 ~ルーヴル美術館編2~
50万点近くの所蔵品をすべて無料公開する。そんな本気を出したルーヴル美術館の公式サイト。あまりにも作品数が多いため、前回の記事1本では到底収まり切りませんでした。というわけで、今回も引き続き、ルーヴル美術館の所蔵作品で 『アートで一言』 をしてみました。 ●ヤコポ・ダ・ポントルモ 《宝石商の肖像画》 1517~1518年 あっちのお客さん、ずっと呼んでますよ...
View Article気韻生動−平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち
創建100年を記念して昨年より、明治神宮で開催されている芸術と文化の祭典。それが、“神宮の杜芸術祝祭”。現在、そのフィナーレを飾る展覧会、“気韻生動−平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち” が開催中です。 その舞台となるのは、明治神宮宝物殿。平成29年より長期にわたる修復工事を行っていましたが、修復し終えたばかりの姿が、今回の展覧会で初めてお披露目されています。...
View Article日本民藝館改修記念 名品展Ⅰ
昨年の11月末以来、改修工事を行っていた日本民藝館。無事に改修も終わったとのことなので、早速、足を運んできました。 ・・・・・・・と、外観には大きな変化はありませんね。ということは、本館の内装が変わったのでしょうか?? (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleシラサギって白くて目立ってるけど他の鳥に狙われないの?
スズメに、サギに、ニワトリに。美術の世界には、実にたくさんの鳥が登場します。それらの美術作品に関して抱いている鳥疑問を、岩手県立博物館学芸員の鳥博士・高橋雅雄君に解決してもらおうという企画。それが、「高橋君に聞いてみないとネ」 です。 <プロフィール> 高橋雅雄 1982年青森県八戸市生まれ。 小学4年生から野鳥の追っかけを始める。 金沢大学理学部、立教大学理学研究科博士課程を経て、...
View Article棟方志功と民芸の仲間たち展
先日、トヨタが静岡県裾野市に、ウーブン・シティと名付けた都市を建設することが発表されましたが。実は、茨城県筑西市にはすでに、とある企業が一から開発した都市があります。その名は、ザ・ヒロサワ・シティ。茨城県を代表する企業グループ、広沢グループの会長が地元を活性化させるべく、四半世紀にわたって開発を続けている都市型テーマパークです。...
View Article廣澤美術館・・・の続き
昨日紹介した廣澤美術館が、あまりにスケールが大きく、1日分の記事に収まりきらなかったため、本日はその続きをご紹介。 廣澤美術館には本館以外にも、多数の建物があります。その一つが、つくは野館。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleアイノとアルヴァ 二人のアアルト
2019年に、東京ステーションギャラリーにて、フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトの大規模な回顧展が開催されましたが。 『アルヴァ・アアルト もうひとつの自然』今年2019年は、日本とフィンランドが国交100周年を迎える節目の年。それを記念して、現在、東京ステーションギャラリーにて、開催されているのが、“アルヴァ・ア…ameblo.jp...
View ArticleエントリーNo.0009 ブルーナイツ(カンディンスキー マルク)
もしも、芸術家たちが漫才をしたら・・・こんな感じのネタを披露するのかもしれません。それでは、皆様、どうぞ芸術漫才をお楽しみください! マルク 「ブルーナイツでございます。どうぞよろしくお願いいたします」 カンディンスキー 「僕らはもともと浅草新美術家協会で知り合いましてね」 マルク 「ミュンヘン [1] だよ!漫才協会じゃないんだから」 カンディンスキー...
View Articleみみをすますように 酒井駒子
「絵とことば」 をテーマにする美術館PLAY! MUSUEMで、現在開催されているのは、“みみをすますように 酒井駒子” という展覧会。『よるくま』 や 『きつねのかみさま』、 『ぼく おかあさんのこと…』 などなど、数多くの人気絵本で知られる酒井駒子さんの初となる大規模な展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は一部可能。この記事に使われている写真は特別に許可を得て撮影したものです。)...
View Articleぐりとぐら しあわせの本
企画展示と年間展示の2本立てで、展覧会を開催しているPLAY! MUSUEM。その2021年度の年間展示として、企画展示 “みみをすますように 酒井駒子” と、同時に開幕したのが、“ぐりとぐら しあわせの本” という展覧会です。 展覧会のテーマとなっているのはもちろん、日本一有名な、と言っても過言ではない絵本シリーズ 『ぐりとぐら』...
View Article旅立ちの美術
先日の記事でもお伝えしましたが。静嘉堂文庫美術館は、来年2022年に、展示ギャラリーを丸の内にある明治生命館に移転します。研究者のためのライブラリーとしての静嘉堂文庫自体は、この地に残り、2022年以降も継続して利用されるそうですが。 現在の世田谷の地で展覧会が開催されることは、おそらくもう二度とありません。ということは、もう二度とこの長い坂を上ることはないのでしょう。...
View Article特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
本来であれば、昨年開催される予定だった大本命展覧会、“特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」” が1年越しに無事に開幕しました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 「鳥獣戯画」 こと 《鳥獣人物戯画》...
View Article大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師
現在、千葉市美術館で開催されているのは、“大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師” という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は一部可能。この記事に使用している写真は特別に許可を得て撮影したものです。)...
View Articleクールベと海 展
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“クールベと海 展―フランス近代 自然へのまなざし” という展覧会です。 (注:記事に使用している画像は、パナソニック汐留美術館より特別に提供いただいたものです。撮影:ミカワカメラ) 美術史上に燦然と輝くパワーワード・・・・・ 「私は天使を描けない。 なぜなら見たことがないからだ!」...
View Article芸術家の名前穴埋めダジャレクイズ!
本日、皆様に挑んでいただくのは、芸術家の名前穴埋めダジャレクイズです。 まずは、例題。 Q 空欄に芸術家の名前を入れてダジャレを完成させてください。 正解は・・・・・ さすがに、この問題はわかりましたよね?『芸術新潮』 の特集名にも使われた美術界きってのスタンダードなダジャレです。 芸術新潮 2016年10月号 | 新潮社新潮社がお届けする『芸術新潮...
View Articleミネアポリス美術館 日本絵画の名品
現在、サントリー美術館では、開館60周年を記念して、“ミネアポリス美術館 日本絵画の名品” という展覧会が開催されています。 ミネソタ州最大の都市ミネアポリスに設立されたミネアポリス美術館。Minneapolis Institute of Art。通称Mia。...
View Article古代エジプト展 美しき棺のメッセージ
現在、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されているのは、“ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展 美しき棺(ひつぎ)のメッセージ”。ヨーロッパ5大エジプトコレクションの一つに数えられる、オランダのライデン国立古代博物館から厳選した200点以上を紹介する展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) エジプト美術展には欠かせない (?) 『死者の書』 や、...
View Article