シルクロードの旅展
現在、東洋文庫ミュージアムでは、“シルクロードの旅展” が開催されています。 東洋と西洋とを結ぶ交易路。それが、シルクロード。歴史の授業で学んで以来、当たり前のように、その名は知っていましたが。改めて考えてみると、結局のところ、どのルートが、シルクロードなのでしたっけ? 実は、シルクロードは一本の道ではなく、ユーラシア大陸を網の目のように結んでいたのだそう。...
View Article勝手にキャスティング
映画 『FOUJITA』 では、藤田嗣治をオダギリジョーさんが、映画 『HOKUSAI』 では、若き日の葛飾北斎を柳楽優弥さんが、棟方志功を主人公にしたドラマでは、棟方志功を劇団ひとりさんが演じていました。 もし、芸術家の半生が映像化される際は、この人をキャスティングしたほうがいいのでは?誰に頼まれたわけではないですが、真剣に考えてみました。関係各所の皆様、何かしらのお役に立てば幸いです。...
View Article日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京
泉屋博古館分館改め、泉屋博古館東京が、約2年2ヶ月ぶりにリニューアルオープンいたしました。 外観の大きな変化と言えば、以前お伝えしましたが、おしゃれなミュージアムカフェが誕生したくらいなものですが。 『Mission21 (おそらく)ミュージアムカフェ界一高額なコーヒーを注文せよ!』2022年春のリニューアルオープンに向けて、絶賛準備中の泉屋博古館分館・・・改め、泉屋博古館東京。...
View Article本城直季 (un)real utopia
現在、東京都写真美術館では、“本城直季 (un)real utopia” が開催されています。 2006年度に写真界の芥川賞、木村伊兵衛賞を受賞した本城直季さん。その初となる大規模展覧会です。 本城さんといえば、一見すると、ジオラマのように見える風景写真。大判カメラのアオリという機構を利用して撮影した都市の風景です。そんな本城さんの代名詞ともいうべき作品が、展覧会では多数展示されています。...
View Article吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる
東京都現代美術館で開催中の展覧会、“吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる” に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 近代建築の巨匠ル・コルビュジエの弟子の一人で、戦後の日本建築界を牽引した建築家・吉阪隆正 (1917~1980)。その大々的な回顧展です。 まず、展覧会の冒頭で紹介されていたのは、常に地球規模で考えていたという吉阪の思考の一端と・・・...
View Article生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展
現在、東京都現代美術館で開催されているのは、“生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展” という展覧会。今年2022年に生誕100年を迎える特撮美術監督・井上泰幸の初となる大規模個展です。 もし、井上泰幸という名前を知らずとも、彼が関わった映画の数々は、必ずや知っているはず。 例えば、円谷英二のもとで助手として、その特撮人生をスタートさせることとなった 『ゴジラ』。...
View ArticleアートなTシャツコレクション~2022春~
【ルール】名画をモチーフにしたTシャツを100種類集めたらゴール ・ただし、1アーティストにつき、1種類とする ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する ・ユニクロ (UT) も除外する 寒の戻りもまだありますが、桜も開花し、すっかり春めいてきましたね。というわけで、このチャレンジ企画も再開。2022年一発目の 『アートなTシャツコレクション』...
View Article明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代
コロナへの感染が落ち着いてきたと思ったら、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。ここ数年、落ち着かない日々が続いていますが、ルネ・ラリックが生きた20世紀もまた、戦争や感染症が人々を苦しめていました。 そんな情勢の中で、ラリックはどんな活動をしていたのか。これまであまり紹介される機会がなかったラリックの一面にスポットを当てているのが、箱根ラリック美術館で開催中の “明日への祈り展...
View Article没後50年 鏑木清方展
今年2022年は、「西の松園、東の清方」 と称えられた、日本を代表する美人画の名手・鏑木清方の没後50年の節目の年。それを記念して、現在、東京国立近代美術館では、彼の大規模回顧展 “没後50年 鏑木清方展” が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 出展数は、実に109点。挿絵も得意とした清方ですが、本展に出展されているのは、オール日本画作品!...
View Article芸術家を絵文字だけで表してみよう
いつもはパソコンで記事を書いていますが、今回の記事は、あえてスマホで書いています。 (なので、スマホで読まれることを推奨いたします!) 先日スマホでメールを打っていた時のこと。何気なく絵文字を眺めていたら、波を表す絵文字🌊を発見しました。 これって、まんま北斎の 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 じゃん! ということは、さらに富士山の絵文字を足せば、『🌊🗻』...
View Article出版120周年 ピーターラビット™展
世界一愛されているウサギ、ピーターラビット™。そのシリーズ第一作 『ピーターラビットのおはなし』 が、フレデリック・ウォーン社から刊行されたのは、1902年のこと。つまり今年2022年は、出版120周年のメモリアルイヤーです。それを記念して、現在、世田谷美術館では、“出版120周年 ピーターラビット™展” が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article花鳥風月 名画で見る日本の四季~春夏編
今年2022年、箱根の岡田美術館では1年を通して、“花鳥風月 名画で見る日本の四季” が開催されます。 テーマはズバリ、「花鳥風月」。日本美術の重要なモチーフである四季の美に着目した展覧会です。現在は、その前期として、春夏編が開催中。岡田美術館が収蔵する名品の中から、春や夏にまつわる作品の数々が一挙公開されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleカースティ・レイ:静けさの地平
ガラスの街とやま。そのシンボルともいうべきミュージアム、富山市ガラス美術館を久しぶりに訪れました。 現在、こちらで開催されているのは、“カースティ・レイ:静けさの地平” という展覧会。 オーストラリアのガラス作家カースティ・レイ (1955~)。その40年に及ぶ芸術家人生を辿る、日本では初となる大々的な回顧展です。 故郷であるキャンベラ周辺の自然公園を歩くことで、「場所とつながる」...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《奥田新町交差点(富山県富山市)》
富山県富山市。富山駅からそう遠くない位置にある、奥田新町交差点に、その作品は聳え立っていました。 高さは、21m。隣接する全労済富山県本部と、ほぼ同じ高さです。 タイトルは・・・・・・・ 続・無料で観れる美術百選018 黒川雅之...
View Article富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花展
公式Twitterで告知されていたので、もう情報を解禁してしまっても大丈夫なようですね。先日から匂わせていた意外な人物とのコラボ。そのお相手とは、こちらの人物です。 Z世代が選ぶ上司にしたい有名人第1位。はじめしゃちょーです。今を時めく大スターに、富山県美術館の楽しみ方をガイドさせて頂きました。いや、正確には、富山県美術館で2人で楽しく遊んできただけです。...
View Article現代に煌めく ガラス造形とコンテンポラリーアート
富山県美術館。富山県水墨美術館。富山市ガラス美術館。下山芸術の森発電所美術館。富山県には、個性的な美術館が多々ありますが。 まだ他にも魅力的な美術館があるらしい。そんな情報をキャッチし、富山駅から10分ほどに位置するこちらの美術館を訪れました。 フォントのクセがすごい! 「楽」 と 「美術館」...
View Article北斎花らんまん
この春、すみだ北斎美術館で開催されているのは、北斎やその門人たちが描いた花に着目した展覧会です。その名も、“北斎花らんまん”。 使用されているフォントは、春らしく、軽やかで上品なイメージ。なんとなく、資生堂っぽい印象を受けました。 と、それはさておきまして。出展作は、前後期合わせて約100点。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
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